Kyoko Suehiro
STORY家庭起業・コーチ

vol.42 制限を見て生きるんじゃなく前を見て生きる

子供や家族としっかり時間を過ごしたいと願い、自分らしい働き方を模索した恭子さんのこれまでとこれからのSTORY

高校時代の親友から、ある日突然「開業届出した~」という一言LINEが届き、そこから数ヶ月。会社員を辞めたという連絡が。子供3人を育てる専業主婦10年のブランクがありながら、派遣社員から正規雇用までは最速。ベンチャー企業での接待が楽しいー!と働いていた彼女に何があったのか、伺ってみました。

小さな体で大きく笑う、朗らかな彼女に出会ったのは高校3年生。マグネットのように引き付け合い、親友だと感じたあの時からもう何十年も経ったなんて。40代の今に至るまでお互いに全く異なる環境で過ごしてきたのですが、この取材中に数年後の夢を共有するに至ります。「好きな時に好きな場所に行って大切な人と時間を過ごしたい」と、とある島での再会を決めました。

恭子さんは、ネットショップの運営で時間的・経済的に自由を得て会社員を辞めたばかり。小学5年生の次女が通うスイミング教室へ見にいけない、という時間に余裕のない生活から、プールで泳ぐ子供の成長を毎回見られるようになって嬉しいと言います。ここは、ご自身が子供の頃通った教室でもあり、親が見に来ると力が出たことを覚えているそう。今でも孫を連れて山登りをするというアクティブなご両親に育てられ、体を動かすことが大好きな彼女は、中学生の頃から続けたバスケの社会人チームで、現在のご主人とも出会います。その後、恭子さんは結婚、同時期に私は渡豪という大きな節目を迎えました。

子供は3人欲しかった、と第一子の出産を機に家庭に入ることに。3人目の出産を控え「絶対こっちがよかってん、ほんとに」と、子育てに抜群の環境で実家のある地元へ引っ越します。子育てが落ち着いたら社会で何かしたいという気持ちがずっとあったと話し、子供を寝かしたあとや隙間時間に勉強をしていたという恭子さんは、いくつかの資格を取得。それでも、子供がいる専業主婦歴10年という事実は、社会復帰への大きな壁になったそう。

自分の能力を最大限活かせる仕事をしたい、という思いから、派遣社員から正規雇用の道を目指します。まずは一社で実績を積むことで仕事への熱意をかってもらい、派遣会社から次に紹介されたのが、ベンチャー企業の社長の右腕としてのポジション。ある事業の立ち上げのコンサルティング、環境機器の販売など、さまざまな事業の中で多くの企業の上層部や行政と関わったそう。その中で感じたことが、とっても彼女らしいのです。

「自分で事業をやってみたい」

実は、恭子さんはスーパーセールス女子。社会人としての初キャリアで、大阪の老舗百貨店内にお店を構える某アパレルの店員として、全国セールスNo.1という実績を持ちます。そんな彼女が「凄すぎるセールスマン」だと言う社長の側で、さらにその腕を磨いたことは間違いありません。

自分で何かしたいとアンテナを張っていたところ、個人でネットショップを持つという道があることを知ります。半年で軌道に乗せたのは、何が今売れるかという感覚は常にあるという天性の勘と、選ぶ楽しみを提供したり欲している人に届くことが嬉しいという、彼女の強みが最大限に発揮された分野だから。「自分にとっては当たり前なことをしたつもりでも、すごく喜んでもらえると心が温かくなる」と話します。

あっという間に大きくなっていく子供たちへ、忙しさの中でしてあげたいことができずにいたのが嫌だったという恭子さん。家族みんなで旅行したり楽しいことをたくさんしたいと望み、雇われる働き方じゃなく自分らしく生きられる方法を模索したことで、「制限を見て生きるんじゃなく前を見て生きる、そんな生き方があると信じられるようになった」と。

人も大切に、自分も楽しく幸せに、フットワーク軽く人生を楽しみたいという彼女は、今までにないビジネスをやってみたいという野望もあります。ハッピーはハッピーを生むと言ってニコニコしながら、スイスイっとやっちゃうんだろうなー、と私は見ています 笑 約束の島で再会する時、お互いどんな景色を見ているんだろうと今から楽しみです!


取材協力:末廣 恭子さん(Kyoko Suehiro)
撮影場所:大阪・京都
大阪在住、高校生・中学生・小学生の3児のワーキングマザー。物販ビジネスが軌道に乗り、会社員を卒業。筆者の高校時代からの親友。
https://www.himalaya.com/en/show/3010570

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オーストラリア・シドニー在住ブランドスタイリスト。グローバルに活躍する起業家のパーソナルブランディングを専門とする。書いた記事がキッカケで人生が飛躍する人たちが続出し、写真と文章で人を輝かせることが天職だと気づく。STORYは、Kimikoがこれまで出会った人生を楽しむ人たちを取材するライフワーク。
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