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vol.24 音楽とカメラと車 – joidea.media
Akira Takahashi
STORYクリエイティブ

vol.24 音楽とカメラと車

車でオーストラリア1周の旅へ出かけるアンソニーさん。シドニーでのワーホリ期間中に、やりたい仕事で生きれるようになったワケ。

2018年10月にワーキングホリデーでシドニーへやってきたばかりの頃から、我が家へ頻繁に出入りするようになったAkiraさん、通称アンソニー。昨年12月に開催したこの企画「STORY」の主役たちを集めた我が家でのホームパーティーで、動画撮影を担当したのが彼。今では我が息子のお兄さん的存在であり、私の仕事仲間でもあり、オットの仕事&音楽仲間でもあります。私のメルボルン出張への同行中に取材しました。

ホームステイをしながら語学学校へ4ヶ月通い、観光三昧、レストランでのアルバイト、友達との飲み会、と典型的なワーホリ生活を堪能。手持ちの資金が底をついた時に知り合いのウェブ制作を手伝い始めたと言います。それを皮切りに、動画制作を含めたクリエイティブ系の仕事が増え、今では忙しいほどの案件を抱えているというから驚きです。

彼が短期間でキャリアを築いた理由を推測すると「彼ならちゃんとやる」という周りからの絶大な信用。たとえ経験値は少なくても、好きなことへの情熱やこだわり具合、お金をもらわなくてもやる価値があればやるという姿勢。これらはアンソニーさんのバンド活動、会社員生活で得たもののようです。

14歳からバンド活動をはじめ、19歳の時に新しく参加したバンドメンバーとの出会いが、人生のターニングポイントだったと言います。月に3度ほど東京でステージにたつ彼らは、打ち合わせや音楽に一切妥協しない20代後半の4人。いつか売れたらいいなという甘い考えでなく、物事に真剣に取り組むということを学びます。

また、どんな仕事でもクライアントに何を言われても大丈夫、という強靭なメンタルは、日本でのサラリーマン時代に培います。20分間の営業トークを話せるようになるまで、書き出して暗記して話す、というのを毎日朝方まで練習する生活を1ヶ月半続けたそう。悔し泣きする一番大変な時期だったと笑いながらも、営業マンとして社会的に抹殺されても自分は死なないし、日本がダメなら海外で生活すれば良いと考える図太さを得たと言います。

福島赴任中に起きた東日本大震災で、上司と車で関東まで南下したということさえ飄々と話す彼が、この約9ヶ月間で成し遂げたのは、やりたかった仕事で生きること、音楽仲間と共にステージで演奏すること、カメラ愛好家を集めた月例イベントなど、とかなりの充実具合。

そして、周りがやっていないことをやりたい、と9月1日にスタートする1ヶ月のオーストラリア一周の旅へ。オーストラリアの主要都市やウルルを巡る道中の絶景を背に、キャンプをしたり、ギターを弾いたり、コーヒーを飲んだりするのが楽しみと語るアンソニーさん。サンライズ・サンセットの動画やおさめた写真をフォトブックやデータでリターンするという企画を日本のクラウドファンディングCAMPFIREで開催中。「オーストラリアの絶景をみんなに知ってもらいたい!アンソニーのオーストラリア一周」で是非チェックを。

サーキットでドリフトするのが趣味で愛車スカイラインを綺麗に撮りたいと、カメラをはじめたアンソニーさん、次はオーストラリア大陸を舞台にどう走るのか。いってらっしゃい!


取材協力:Akira Takahashiさん
撮影場所:Melbourne
オーストラリアでのワーキングホリデーを終了後、大阪在住のクリエイター。千葉県出身。

About author

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オーストラリア・シドニー在住ブランドスタイリスト。グローバルに活躍する起業家のパーソナルブランディングを専門とする。書いた記事がキッカケで人生が飛躍する人たちが続出し、写真と文章で人を輝かせることが天職だと気づく。STORYは、Kimikoがこれまで出会った人生を楽しむ人たちを取材するライフワーク。
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