STORY健康・医療

vol.18 全てが手作りな空間にて

一軒家を丸ごとデザインし、DIYしてリトリート施設に仕上げたヒーラーのSalaさん。今のライフスタイルは、小さい頃からの様々な夢が少し形を変えて叶ったものでした。

昨年末に家族みんなで一泊のリトリートへお出かけしました。場所は、ウーロンゴンから車で南西へ約20分のホースレイにある一軒家。玄関が開き、中へ一歩足を踏み入れた瞬間に分かる家主の感性とこだわり。そのアーティスティックな空間に驚きの声をあげずにはいられません。

ここは以前、私がお世話になったセラピストSalaさんのご自宅。シドニーから引越し、この家をリノベーションして宿泊可能なリトリート空間とし、クライアントへ提供しています。この家全てのデザインを手がけ、ヤスリをかけてペイントしたテーブル、キッチンカウンター上の壁、リビングのシーティングエリアなど、大掛かりなDIYも。中学生の頃の夢の1つは「大工になること」だった、というのに納得です。

特に、野菜やハーブの宝庫であるご自宅の庭は圧巻。元は更地だったところに13トンの土を入れ、自分で全てデザインして作ったというから驚きです。種を蒔いても、蒔いたところと違う場所で芽が出る不思議は、蟻が種をせっせと運ぶせいだった、とガーデニングの苦労話を笑います。食卓には、自宅の庭で採れたものを中心にしたSalaさん手作りのベジタリアン料理が並びます。

ヒーラーとして活動を開始したのは1994年。それ以前は、シドニー各地のマーケットで、自分でデザインしたクリスタルや木、シルバーが素材のジュエリーを販売していたそう。その際にクリスタルヒーリングやレイキに出会い、後にキネシオロジーを学んだことで、今の独自のスタイルがあります。

Salaさんのエネルギーは、愛犬へも注がれます。Salaさんの膝の上で撫でられ目がとろんとするバブルズ、私たちをじーっと眺め、まるで何かを伝えているかのようなキャスパーは、いずれもレスキュードドッグ。キャスパーは前の飼い主に虐待されていたようで、少しの音にも怯えて立ち止まるので、引き取った当時は散歩もできなかったそう。肉体的ダメージより、精神的ダメージを癒す方が時間がかかる、と話すSalaさんは、体が小さくてダメだと言われた「警察犬の訓練士」の夢もちょっと形を変え素敵に叶えたようです。

Salaさんのセッションを受け、傷を癒し、その後大きく羽ばたいた人が私の周りには何人もいます。とても穏やかな空気が流れるこの場所へ、日帰りでも宿泊でも是非訪れてみてはいかがでしょうか。


取材協力:Sala Sawadaさん
撮影場所:Wollongong
東洋・西洋、両方の医学からの見解を持つ稀なセラピスト/ヒーラー。2018年にシドニーから南に車で約1時間半のウーロンゴン郊外に、心と体を癒すリトリートをオープン。
https://mandalapower.com/jp/about.php

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オーストラリア・シドニー在住ブランドスタイリスト。グローバルに活躍する起業家のパーソナルブランディングを専門とする。書いた記事がキッカケで人生が飛躍する人たちが続出し、写真と文章で人を輝かせることが天職だと気づく。STORYは、Kimikoがこれまで出会った人生を楽しむ人たちを取材するライフワーク。
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