STORY芸能・スポーツ

vol.14 複数拠点で好きに動きたい

オーストラリアで留学生から企業のエグゼクティブにまで登りつめたRyomaさん。意外にも当時は自信がなかったという彼がこれからやりたいライフワークとは。

「仲間と一緒に好きなことをやって、その時に居たい場所で会いたい人と時間を過ごしたい。そのために複数拠点で好きに動けるようにこれから仕事も組み替えて行きたい」と意欲的に語るRyomaさんのライフワークはアジャイルの仕事、タッチラグビーとコーチング、それに投資。

私が仕事を通じて出会ったのは、Ryomaさんがちょうどシドニーから香港へ拠点を移す2011年。ローカル企業のエグゼクティブとして華やかなキャリアと暮らしぶりの持ち主だという印象でしたが、もともとは日本で上司に悩まされ日曜日の夕方が憂鬱だった会社員。その会社で2年勤めたある日、同じルーティンの一年がこれから毎年続いて、10年経っても一緒なのでは?とふと思い、退社後メルボルンの語学学校へ留学。

2000年から大学院でITを専攻し永住権取得。その後シドニーで就職し

「ただの留学生だったのに、海外のこんなシティの中心にある高層オフィスビルで働いてる、スゲー」

とワクワクしたそう。仕事が楽しくて会社へ行くのが待ち遠しい日々が多かったという職場は、基本的に残業がなく午後6時にはチームでバーへ、金曜日の夕方はボスがシャンパンを振舞うという環境。新しい言語や資格を増やすため常に勉強する同僚がいたり、まず自分で考えてやってみろという社風も、課題を自分で見つけて解決するのが得意な自分に合っていたそう。なにより頑張れば早い時で半年ごとに昇給するのに一番驚いたと。

成果が認められエグゼクティブにまで登り詰めますが、仕事のレベルが桁違いな人間性の素晴らしい成功者たちとの関わりで、

「僕もそうありたいと思ってたけど、心の奥底では自分を信じてあげられてなかったですね、人には絶対見せてなかったけど。いつも自分の中に反省点を探してました。」

と自信がなかったとは意外。また、シドニーでは部内での権力争いに巻き込まれたり、香港では信頼していた部下に騙され人間不信にもなったりと、自分の振る舞いを振り返って後悔しどうすればよかったのか、と反省ばかりだったと言います。

今は違うけどねーと笑うRyomaさんは、現在は日本をベースとし、人からはタッチノマドと呼ばれるほど、香港、上海、シンガポール、日本、オーストラリアなどいたるところでプレーするタッチラグビー選手で、2015年には日本代表としてワールドカップへも出場。

2008年にシドニーで勤務先の同僚に誘われてチームに参加したのがタッチラグビーとの出会いで、それ以来ほぼ毎年ポートマッコーリーで開催される大会へ出場しているという。また香港滞在時は、所属チームに関係なく選手の成長を手助けしタッチラグビーの楽しさを伝えたい、と四人の仲間でタッチラグビーアカデミーを立ち上げます。地元チームや選手へのコーチングに2年ほどどっぷり関わり、各クラブのプレーのレベルアップや盛り上がりにも貢献。

選手や仲間に思い入れのある香港、プレーをするのが楽しい高レベルのオーストラリア、代表選手であり仕事の拠点の日本。

Ryomaさん、来月はどこに?笑


取材協力:江口亮真さん(Ryoma Eguchi)
撮影場所:Sydney
アジャイルコーチ/スクラムマスター/タッチラグビー選手・コーチ。

About author

Articles

オーストラリア・シドニー在住ブランドスタイリスト。グローバルに活躍する起業家のパーソナルブランディングを専門とする。書いた記事がキッカケで人生が飛躍する人たちが続出し、写真と文章で人を輝かせることが天職だと気づく。STORYは、Kimikoがこれまで出会った人生を楽しむ人たちを取材するライフワーク。
Related posts
STORY健康・医療家庭教育・語学

vol.46 心の声を採用する勇気

自分で納得する選択にこだわる由佳子さんの、これまでとこれからのSTORY。
Read more
STORY健康・医療

vol.45 あの時の自分を思い出せる場所

オーストラリアに何度も訪れる絵里子さんの、自宅でも職場でも介護一色なこれまでとこれからのSTORY。
Read more
STORYクリエイティブ

vol.44 一日一トライ

ものづくりと人づきあいが大好きな良平さんのこれまでとこれからのSTORY。
Read more