Akira Izutsu
STORYクリエイティブ

vol.3 同じ靴を3足持っている人

趣味と仕事が同じというAkiraさんは「好きな仕事で食べる」という夢を叶えた、シドニーで引っ張りだこのウェブデザイナー。彼のミニマリスト的生活にせまると人気の秘訣がわかります。

同じシャツ7枚、同じジーンズ3本、同じジャケット2着、同じコンバース3足。いつ会っても同じ格好に見えることに納得。毎日同じ格好をしたい、人と違うことをしたい、と小学生の頃から考えていたので、スティーブ・ジョブスの影響ではないですよって。

丁寧に手入れされた服たちは、大好きなクラフトビールメーカーの段ボールに整然と収納され、出番を待っているかのよう。1週間以上の海外出張も、バッグひとつで行けると自信たっぷりに話すのは、ウェブデザイナーのAkiraさん。

シドニー在住6年目。現在、シドニーで最も人気のあるフリーランスのデザイナーとして超多忙な彼は、20代の頃は、近い将来ギタリストとしてカリフォルニアで活動するんだと信じていたロッカー。ロックバンドの成功を夢見て、バンドのウェブサイト制作やフライヤーデザイン、プロモーション活動をしていたのがキャリアの始まりで、東京のウェブ制作会社にて4年半ほど経験を積みフリーランスに。

集中力の低下が始まる18時以降は作業しない、という彼は仕事の後に好きなデザインやマーケティング、プログラムの本を読んだり、企画したイベントへ行ったり、大好きなクラフトビールを飲んだり。

集中力の低下が始まる18時以降は作業しない、という彼は仕事の後に好きなデザインやマーケティング、プログラムの本を読んだり、企画したイベントへ行ったり、大好きなクラフトビールを飲んだり。

日本よりも緩やかな時間の流れで暮らせ、情報収集やスキルアップのための時間を持てる今の生活がとてもお気に入りなんだそう。海が見えるホームオフィスは、時々クジラが見えたり夕焼けを眺めたり、とワンルームながらもかなり贅沢な空間。

仕事仲間であり飲み仲間として頻繁に我が家に出入りする彼ですが、引き上げる時間が割りと早め。夫婦で夕食をとりながら一日のことを話す、という当たり前の日常を一番大切にしたい、と自宅へ戻ります。そう考えるようになったのは、2011年に東日本大震災、結婚、家族の病気が重なったこと。住み慣れた東京を離れ、Akiraさんの地元大阪での約1年の生活が落ち着いた頃、今度は妻Mayuさんの「ワーキングホリデーでいつかオーストラリアで生活したい」という夢を叶えようと2012年に夫婦でオーストラリアへ。

「カリフォルニアでギタリスト」が「シドニーでデザイナー」と場所と職種を変え、好きな仕事で食べるという夢が叶ったAkiraさんは現在34歳。今もバンドの成功を夢見ていた当時と同じ情熱でクライアントが売れるためのプロデュースをすることが、好きな仕事であり、趣味でもあると。

そうそう、彼が手入れを怠らないのは服だけではなく、仕事や趣味のアイテムも。7年前発売の初代iPadが現役です。私がフォトグラファー1周年!ってFacebookにアップしたら、その夜に我が家にお祝いしに来てくれたという、人間関係においてもかなりマメな人。それが彼の人気の秘密だな!


取材協力:井筒聖さん(Akira Izutsu)
https://www.facebook.com/akira.izutsu

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オーストラリア・シドニー在住ブランドスタイリスト。グローバルに活躍する起業家のパーソナルブランディングを専門とする。書いた記事がキッカケで人生が飛躍する人たちが続出し、写真と文章で人を輝かせることが天職だと気づく。STORYは、Kimikoがこれまで出会った人生を楽しむ人たちを取材するライフワーク。
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