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vol.28 第2の人生へ

Chie Sawada

約30年の教員人生を卒業し、新たな人生を歩み始めたばかりのChieさん。そこへ至るまでのストーリーを伺いました。

いとも簡単に人を集めてしまうネットワークが広い人、が第一印象だったChieさん。2015年に私が開催する講座をオーガナイズし、金沢へ招致くださった以来のお付き合い。人と人を繋ぐのが好き、というChieさんの人脈づくりはそれまでのキャリアで培われたものでした。

小学生の頃のおままごとは学校ごっこ。先生役として「100点、シュッシュ」と採点の真似をするのが好きだった女の子が、そのままなんの迷いもなく先生の道へ。そのための高校と大学へ進学し、29歳で採用試験に合格するまでの7年間で講師として勤務した学校は10校を超えるそう。教員になるまでに時間がかかった分、たくさんの学校と先生たちを見て、自分に取り入れたいものを吸収しながら経験値と人脈を築いてきた、と話します。

苦労もありつつ充実していた教師人生に異なる視点をもたらしたのが、教育委員会で先生向けの研修担当や、担任を持たないマネージメントの仕事。職員室でため息をつく先生たちや元気のない子どもたちが苦しそうに見え「自分が理想とする学校をつくりたい」と思うように。ある時、宿題やテストもなく「先生」という呼び名もない、大人も子どもも平等な私立学校が隣の福井県にあると知り見学へ。その空気感やエネルギーに触れ、思わず、スタッフ募集してませんか?と校長に声をかけたところすぐ採用が決まり、勤めていた学校を辞め単身赴任することに。

そこは、初めて体験する田んぼでの作業や、こうしなさい、こうあるべきという視点からの指導をしない、これまでの先生としての経験が役に立たない学校。情けなさで思わず涙を流すような自分の失敗を子どもたちに助けられる、という数えきれないほどの体験を重ね、弱みを見せても受け入られる環境の中で、自分を解放できるようになっていったそう。家庭の事情で退職するまで3年ほど勤務した後に、元の職場へ戻り、かつて苦しそうに見えたものは、自分が苦しかったからだと気づいた、と語ります。再度「担任の先生」を経験し「教師人生、やりきった」と卒業を決意。


自分のやりたいことをやろう、と約30年のキャリアを手放したChieさん。次が見えない状態の中、半年間という期間を決め家事に専念することにしたのが2019年の4月。家の片付けがひと段落したところへ、ふと講演依頼の電話がきたそう。

その後、求められるままに講師業や司会業、イベントオーガナイザーとして活動開始。マイクを持ちたい!と気づいたChieさんの第2の人生がスタートしたところです。

衣食住を整え自分のエネルギーが溜まった時に「天職が降ってくる」という話は、仕事の相談を受けるときにお伝えしています。何かしたいけど見つからない、という状況の方へChieさんの体験がヒントになればいいな。


取材協力:沢田 知恵さん
撮影場所:金沢、富山
ライフコーチ。元教員として、先生のメンタルコーチや子育て講演会の講師を勤める。石川県出身。

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